音楽は人を救うか

救いようがない、というのが自分の考え。

よく、私はこの音楽に救われた、という言葉を聞くが、
その解釈に戸惑うことがある。
自分の境遇について慰みなのかなんなのかわからないが、
そういう類の歌詞だったりするのか、
はたまた縋りたいだけなのかもしれないが、
それは若干違う気がする。


こうやって書くと非常に冷酷な印象を受けるかもしれないが、
この言葉の裏には全くの逆の意味が込められている。


音楽が救ってくれたわけでは決してなくて、
音楽なりなんなりのきっかけによって、
「自分が自分を救った」のだ。
感化される、という言葉を使うと非常にチープになるが、
まあそれに近いものじゃないかな。


こうやって書くと、それは救っているのではないか、
と感じる人がいるかもしれないが、
救うというのは本来はもっと違う意味を持っている気がする。
あくまで自分の解釈であるが。

結論を改めて言う。
音楽は人を救わない。
自分を救うのは自分でしかない。
それが私なりの答えです。